日本MaaSの現状 「My Route」

トヨタ自動車は2020年7月22日、さまざまな交通サービスを1つのアプリで利用できるようにするMaaSアプリ「my route」サービス提供エリアが横浜市にも拡大したと発表した。

「多彩な交通手段を使って、賢くヨコハマを移動。まちを楽しみながら人の密集を避け、ワタシに合った場所を探す。」をコンセプトに、一日も早いコロナウイルスの収束を願いながら、様々な交通手段の提案を通じて、移動の分散化に取り組む狙いがある。

サービス開始から現在まで

2019年11月28日  福岡市・北九州市及びその周辺地域でサービス開始

2020年01月16日  春頃に横浜市や水俣市、続いて宮崎市・日南市へ展開しサービス提供エリアを順次全国へ拡大すると発表。

2020年05月19日  サービス提供エリアが熊本県水俣地域にも拡大

2020年07月22日  サービス提供エリアが横浜市にも拡大

連携サービス(今後予定を含む)

マルチモーダルルート検索

公共交通(バス・鉄道・地下鉄など)、自動車(タクシー・レンタカー・カーシェアリング・自家用車など)、自転車、徒歩など、様々な移動手段を組み合わせ、移動ルートの選択肢を提示。また、ルート検索において西鉄の路線バスのリアルタイムの位置情報や駐車場の満空状況も表示。

予約・決済

タクシーの予約・決済、西鉄バス・電車のデジタルフリー乗車券の購入が可能。移動手段の予約から利用までを1つのアプリの中でシームレスなサービスとして提供。
また、本格実施に伴い、TOYOTA SHAREもmy route上で利用可能となることに加え、TOYOTA Walletと連携し、お客様一人ひとりに合った決済方法が選択可能となります。

店舗・イベント情報の検索

地域のイベントや店舗・スポット情報を提供し、外出のきっかけ作りや目的地付近での回遊性を高めます。

アプリ画面イメージ

筆者の感想

現状はナビタイムサービスのルート検索機能とタイムズカーシェアサービスを一本化したサービスである。今後のそのた交通機関のリアルタイム情報を取り込むことで、利便性は向上できると期待もできる。現時点でまだ自動車メーカーとしてMaaS提唱のメリットは発揮できていない。

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